パリでも消えた聖火の火
パリでの聖火リレーもロンドンに引き続き大失敗。
人権とか民主主義という言葉にひときわ敏感なフランス国民のことだから当然といえば当然だろう。
フランスでは1789年のフランス革命で勝ち取られ、1945年にはナチスからの解放で再び勝ち取られた民主主義。
アメリカのそれとは異なるどちらかといえば社会主義的な民主主義であるが、民族の自決と自由、言論の自由ということに関してはひときわ敏感なフランスでこのような事態に終わったのは当然過ぎた帰結であろう。
パリでの聖火リレーは、前日のロンドン(London)に続き抗議行動に遭い、聖火はリレーの最終区間となった議会前から市南部の競技場まで、バスに乗せられて運ばれた。
パリ市内では、中国政府に抗議するデモに数百人が参加して聖火リレーを妨害。当局者は何度も聖火を消して、バス内に避難せざるを得なかった。
ちょっとひどいなと思ったのは聖火リレーのランナーのフランス人の少女?義足をはいた子に対してチベット国旗を頭に巻いた若者がつかみかかって聖火を奪おうとしたことだ。
あまりにも卑怯な仕打ちではないか?襲うのであれば正々堂々と柔道の元五輪選手に挑みかかればよいではないか。
チベット国旗を巻いた彼が果たしてチベット関係者なのか、実は中国の反共分子なのかは定かではないが、ちょっと情けない仕打ちだと思われた。
一方、市庁舎の正面には、聖火の通過直前に、チベット旗と手錠で五輪が描かれた黒い横断幕が掲げられた。掲げたのは市議会の緑の党の党員で、これに先立ち、同じ横断幕を市庁舎の中庭に掲げていた。
また、ベルトラン・ドラノエ(Bertrand Delanoe)パリ市長は、聖火リレー通過の際に予定していた記念式典の中止を発表した。(c)AFP
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